再び文春のこと

 もし、件の田中真紀子の娘を扱った記事が面白かったら、それなりに私も憤怒したろう。しかし、事実は、そうじゃないんだろ。どころか、ベクトルは完璧な逆をゆく「つまらなさ」。怒るなら、その「つまらなさ」をこそ怒ればいいのに、なんでだろう、今回の裁判所の決定に、感情的な怒りを表出している輩がいる。これは、たぶん偏見なんだろうけれど、その人は、そのように、上にすり寄ることで今までの人生を順当に渡って来たんだろうな。「上」って、この場合もちろん文藝春秋のことなんだけど。はい、すいません、偏見です。でも、その「すり寄り」具合があまりにみっともなくて。にしても、文藝春秋田中角栄一族に並々ならぬ怨恨を抱いているから今回の件が勃発したとする説は本当か? 私は、単なる、近頃の文春に見るセンスの悪さが招いた“事故”として捉えているんだけれど。(だからこその間抜けさ。)ナンシー関「雨天順延」*1に載る予定だったおちまさと批判がいかなる事情で収録されなかったのか、そっちの方が気になるな私は。同じ文春ネタで言うなら。古い話で悪いが。