こういうおもしろさは好きだ。

 あーあ。消されちゃってる。茂木健一郎という人を考えるのに絶妙のサンプルだと思ってたのに。あ、何のことかというと、今回の週刊文春問題について彼が「クオリア日記」で言及してた箇所のことです。えーと、いちおうコピーしてたんだけど、これじゃあ使えないな。一部分だけ、おもしろいからちょっと(こういう「おもしろさ」はオッケーだろう、「表現のじゆう」的に)。

世間知らずの馬鹿な裁判官どもめ。
お前らが何を言おうと、おれは週刊文春を買うよ。
おれは毎回、最高裁判事の審査で、全部×をつけているけど、
また×をつけるぜ。
ご愁傷様。
世間知らずで、ペーパーテストしか通っていない君たちに、
生きた社会のことがわかるはずもあるまい。
つくづくバカだね。猛省したまえ。<3月20日(土)03時23分57秒>

 もういっちょ。

ここは一つ言いたいことがある。
私人だとかなんとか言うんだったら、将来絶対選挙に出るよな。
それだけだ。<3月20日(土)09時44分40秒>

 http://6519.teacup.com/kenmogi/bbs
 これは思いきり下種の勘ぐりですが、離婚てゆーとどうしても下半身の問題も絡んでくるじゃないですか。そこをね、やはり、よく知らない第三者にさぐられるのはやっぱつらいよなーという風に同情してたんだけど(そういうセクシャルの供給で金稼いでる人たちならともかく)。・・・にしても、上の茂木君の意見ってなんかホロコーストを彷佛させますね。政治家の娘ってだけで差別されるんだなー。クオリアってのもあまり大したもんじゃないんだね。それと、果たして茂木君自身は世間知らずじゃないのかな。裁判官を共通の敵に仕立て上げようとしてるけど、どうなんだろう、世間的に今回は「文春やり過ぎ」の声の方が強いと思うんだけど。真紀子と娘の区別も付かない輩が「有名税だしねえ」なんて言ってる声も耳にはするが。
 こういうかたちで「怒り」を表出することによって、たぶん茂木君文藝春秋から仕事もらえるんだろうな、いやあさすがにパフォーマンスうまいなあ、知名度上がりつつあるわけだよね、なーんて感心してたんだけど、それこそ下種の勘ぐりだったんすね。削除したってことは。
 ま、いいや。次回から茂木君の本を手に取る際には、今回の“文面”を思い出すことにしよう。はあ、こういう「おもしろさ」は好きだなあ。