川端康成賞、絲山秋子に決まる(16日)

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040417-00002075-mai-soci
 今朝の日経新聞読書欄で知った。(今さら、ではあるが。)ちなみに同欄で池田晶子の「新・考えるヒント」が著者の写真と共に取り上げられている。あ、まだ愛犬のコリーは御存命なのですね。それはなにより。しかし、唯一気を許すのはこの犬だけ、という記載はまたおかしな言説を引き寄せる結果になるのではないか。
 閑話休題
 すごいねー、絲山さん。芥川賞を飛び越しての川端賞。へぇー、へぇー、と阿呆のように感心したよ。って、実は絲山秋子自体にさほどの関心はない。すまん。関心があるのは、「芥川賞を飛び越しての川端賞」と“快挙”に対してのみ。いや、これって、実際すごくない? だって、どう考えたって、芥川賞より川端賞の方が断然上だろ。川端記念委員会の川端香男里氏が<川端賞はベテラン作家の賞のイメージがあったが、大きな誤解。もっと幅広く、新鋭にひらかれている>なんてコメントしてるけど、うそだろー、これ。知らないよー、この賞がベテラン以外に授与されてたの。何か、あるな、この選出の裏には。という勘繰りが日経の記事では展開されていて、(当然例の芥川賞受賞も引き合いに出される)うーん、ほんと、なにがあったんだ? という気にはどうしてもさせられてしまう。周囲の関心はこんなところに留まってないとは自覚しつつ、あえて書いてみた次第。ある意味、エポック? 大げさ?