名前に無頓着

 現在読んでいる「週末起業チュートリアル」(藤井孝一)、ここの「サラリーマン分類法」に、かなり脱力のネーミングが登場し、なんというか、しばし車中で呆然となった。<お金の面でも、気持ちの面でも、会社にどっぷり依存しきった状態で、会社なしでは生きてはいけない人>、その名も、「ぶら下がリーマン」。すごい。「SPA!」並のセンスだ。いやバカにしてるんじゃなく。(でも言いそうではある。)はっきり「パラサイト」と書けばいいのに。非難囂々なのか。しかし、「ぶら下がリーマン」って。自尊心なるものに思いを馳せる。
 ところで、週刊新潮で、池田晶子の連載名が変わる。その名も「人間自身」。うーん、これは改善なのかそれとも改悪なのか、現在の名が「死に方上手」だから、そもそも週刊誌の連載タイトルなんて形而下のことは「どうでもいい」と切り捨てているのか。まあ、確かに、名前なんてどうだっていいか。どうでもいい。・・・名前に無頓着。「寄生獣」のタイトルにこんなのがあった。別人に成り済ましてるのだが、名前にまでは神経が行き届かなかったエイリアンのエピソード。同種曰く、「そうだ、名前なんてどうだっていい。」古い漫画の話ばかりで失敬。