こんなこともあった

 小学一年の頃、「妹はキューピー人形に似てる」という作文を書いて、学級文集に載ったことがある。嬉しかった。よくそんなことを考えつくね、と褒められて有頂天になった。それから数日後、同じマンションの少年が、あるマンガ(失念)の一シーンを「おもしろい」と書いて、学級文集に載った。彼は、あまり文章を書くことを得意としていなかったので、「たぶん先生は参加賞として文集に載せたんだろう」と思った。加えて、「彼と同じやり方を踏めば、また文集に載ることができるんだ」と考え、「ドラえもん」の一シーンを、彼と同じように「おもしろい」と書いて提出した。結果は、ボツ。「どうして? だって彼と同じやり方をしているのに」。教師にも尋ねた。「どうして、あの子のが載って、ぼくのは載らなかったの?」。教師は何も答えなかった。hanae*「小学生日記」を読んで、そんなことを思い出す。(時系列を理解している12歳って、すごいな。英語の影響か?)