子どもを狙え!

アメリカ・キッズマーケティングについて事細かに書かれた著。
たいへんだな、アメリカの子どもって。なんせ、

「最高の宣伝とは、この商品がなければあなたは敗者だと思い込ませる広告です」

なんて言い切る企業に囲まれてるのだから。
……傍観できる立場じゃないか。

他人に弱みを見せないほうが有利であることを知っているのは大人である。
子どもはすぐに弱みを握られる。
いや、子どもであることがすでに弱みなのだ。

ナンシー関何が何だか (角川文庫)』より。
そして、この後にすぐ「たとえ大人でも子どもだ」という文がはさみ込まれているのです。

子どもを狙え! キッズ・マーケットの危険な罠

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