橋の下の色々な水

「文藝春秋」に載った村上春樹の文章をぱらりと。
親しい(とこちらが思っていた)人間から、いきなり電話で「今にいろんなことがわかるからな」みたいなことを言われたら、そりゃあ驚くでしょう。驚いて、いったい何があったんだろうと訝るでしょう。ただし、村上春樹の場合、「まったく見当がつかない」と言っていて、それはそれで幸せなことなんだろうなあとちらりと思いました。わたしの場合、「ああ、あのことがいけなかったんだろう」と勝手に自分で相手の気に障ったであろうことを捏造するきらいがあるから。まあ、早い話、被害妄想気味であると。不健全だなあ。氏の文章に倣えば、それこそ「歪んだもの」がありますね。気をつけよう。