エクソフォニー

多和田葉子が紹介した「エクソフォニー」なる言葉は、いったいどのくらい人口に膾炙したのでしょうか? アゴタ・クリストフの自伝「文盲」(ちゃんと変換されないなあ……)を読んでいてそんなことを思いました。
日常会話じゃ使われづらいかな? 「エクソフォニー」って。「ああ、それってエクソフォニーだよね」みたいな。言わないか。言いませんね。
母語の外に出た状態一般を指す>と同名書にはあるのだけれど、今の日本じゃ、やっぱり、そういう機会がないもんな。
そもそも、この「エクソフォニー」って、市場的欲望とかかわりのない言葉ではあるし。