「ジョゼ・モウリーニョ 勝者の解剖学」

 これ、チェルシーの試合を1回も見たことのない人には真価がわからない本なのかな?
 正直、あまり、書き手や監督にシンパシーを抱く率は低かったです。つまり、わたくし、モウリーニョの本当の凄さがわかってないから。活字からしか、彼に関する情報は得てないから。「じゃあ読むなよ」ってことになりそうだけれど、帯の惹起に「ジョージ・クルーニーが映画化」なる文字が躍ってるんだもん。部外者でも、手が伸びようってものじゃないっすか。
 この本で繰り返し出てくる、「ハンサム」「セクシー」という単語に同調できなかったのが大きかったのかなあ。ちょっと、それに関する基準がずれてたようです……。