パプリカ予告編

 劇場で1回だけ見たことあるよ。
 あれは、確か、深夜の信濃町を大量の日本人形が行進していくシーンかな? うわ。すげーな。原作まんまだよ。と鼻息荒くなりましたね。
 あと、伝染性の分裂病――今だと「統合失調症」ですね――が蔓延しているという噂の元となるシーンとか。ナチス式の敬礼をしている人が(津村か)、いたようないなかったような。
 今敏監督「パプリカ」が、今期のベネチア映画祭で大絶賛を得たとの記事を新潮で読む。金獅子賞も狙えるかも、みたいな持ち上げ方をしていたけど(結果発表は9日)、まあそれはともかく。
 願わくば、体重100キロを超す才人時田浩作が高所恐怖症の能勢龍夫をテレビ画面に手を伸ばし助けるシーンも是非とも見たいです。あそこめちゃくちゃ好きなんだ。他にも、グリフォン不動明王が闘うシーンとか。ギリシャ彫刻を彷彿とさせる小山内守雄の造作も気になる。
 子供っぽいと、笑わば笑え。
 この原作、筒井康隆の断筆宣言前とちょうど重なってるから、割と思い入れがあったりするんだよなー。