マンガノゲンバ

 わざわざビデオに撮って、本日分を眺めてみたよ。取り上げられたるは、森下裕美の「大阪ハムレット」。中の一篇、女の子になりたい男の子のはなし。って、へー、まるで「放浪息子」の二鳥くんじゃないですか。でも、こちらにおける男の子の方が、よりリアリティがある感じはしたね。決して美形じゃないところに。まるでアンガールズの山根みたいだったよ。(髪型が。)内容紹介だけで、ちょっとウルっと来てしまった。
 番組内では、「バカ」と「アホ」という言葉における親密度、みたいなテーマが出てたけど、さて、どうなんだろうね。いるのかな、ほんとに? バカと言われて傷つく関西人って。まあそりゃ誰だって傷つくか。出身地問わず。んー、つーか、これって僕の中では何か「絵に描いた餅」っぽい棚に位置してるんだよな。ところてんにおける甘さ・辛さとかさ、肉じゃがにおける豚肉・牛肉とかと同様に、そんなかんたんに「バカ」と「アホ」って割り切れるものなのかなあといつもこの手の話を聞くと訝しがってしまう自分がいるんだ。
 にしても、NHKにおけるマンガ紹介は、相変わらず、熱量多可だねえ。あれはあれで構わない人もいるのかもしれないけれど、側に人が通ったら、ついついミュートボタンを押してしまうよ。照れくさくてさ。もう少し、考慮の余地はあると思うな。