ワニ信仰

「水晶内制度」が面白かったから、巻末の参考文献に載っていた「出雲神話」って本にも手を出してみたんだ。講談社現代新書。1976年10月初版。いやー、出て来る単語がぜんぜん読めねー。「国造(クニノミヤツコ)」「神賀詞(カムヨゴト)」……。文字通り辞書と首っ引き状態。けれども、まあ、別に焦っているわけではないから、少しずつ読み進めていってはいるんだ。門外漢なりに面白がれるところは面白がれるしね。昔の記憶をいろいろと掘り起こすこともできるし。たとえば――。
うる星やつら」に出て来る絶対的男子禁制の女子中、あそこで飼われている大量のワニというのは、実は神の化身なんじゃないかなー、といった発想とか。校長先生の顔は大日如来そのまんまだったし。不動明王そのまんまな教師もいたしなー。つまりはあれって神仏習合的エピソードだったんじゃないかと。けっきょく男子に奪還されずにすんだ日直の腕章が何を意味しているのかは今のところよくわかってないのだけれど。(限定された話題で申し訳ない。しかも消化不全気味で。)