丸さがポイント

 今年の9月、残暑も厳しい折に、えっちらおっちら言いながら、近所のニトリで買ったちゃぶ台を家まで運んだ。ちゃぶ台へのあこがれというのは、「サザエさん」による刷り込みなのかな? ともかく、そうして苦労して家に運び入れただけのことはあって、このちゃぶ台とは、今のところ良好な関係を保っている。「ちゃぶ台」といいつつ、本を読んだりパソコンを置いたり書き物をしたりで、食事に用いることはあんまりないのだけれど。
 http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0612/01/news132.html

 日本人はもともと椅子ではなく床の上に座る生活をしていた、ということをこたつに入ると思い出す。

 ふーん、そういうものなのかなあと肯きつつ、理屈はともかく、たしかに快適ではあるなあ。個人的には椅子よりも。
 http://www.orientalspace.com/99/000683.html

 本来、家の中では靴を脱ぎ、床に座ってくつろぐ日本人。
 本当に落ち着くのは、やっぱり低座の暮らしです。

 いろんなコンセプトがあるんだなあ・・・…。

 外来文化の影響を受け易い日本人の気質は、一見今も昔も変わっていないようだけれども、もう少し長いスパンで歴史を見てみると、たとえば大陸との公益が下火になって日本独自の『国風文化』の形成される頃には宮廷でも寺院でも椅子は全く姿を消して、ほとんどすべての日本人は床坐にもどってしまう。

 矢田部英正著「椅子と日本人のからだ」より。

和田 いつも畳に座って描いてるの?
大田垣 そうですね。ちらかしやすいんです。ここ(座布団の両脇の畳)も机みたいなものだから。

 和田誠大田垣晴子の対談(「仕事場対談」)より。
 ――つーかさ、単純に、ちゃぶ台ってフォルムがいいよね。(あ。上のリンクは座椅子についてだけど。)あちこちに移動できるのもなんか愛しい。