参考/欲望

 これは、全面的に「双調」と関係しているというわけではないのだけれど、明らかに、自分より不遇をかこってきた人の話に触れて、自分が生きていく上での参考にしたい、という心情というのは、なんなんだろうね? 不幸への防衛本能? 恥ずべきものという自覚はあるものの、確実に、流れ止まないものとして、つまりは、「欲望」として、そこに、ある。(併存している。)逆の立場なら、憤っている気はするけどなー。と書きつつ、そうでもないのか? 同情されて嬉しい、て、よろこびとしてはひくい気もするし。あ、これこそ<他の誰かと分かりあう>よろこび? (酷い……。)うーん……。