Yonda時計がやって来た

(正確にはYonda?リストウォッチ。)わー、かわいいと何の躊躇もなく叫べるような代物です。新潮文庫の応募マークを、来る日も来る日もちょきちょきと50枚集め、応募してから4ヶ月後にやって来ると言われておきながら、その実、1ヶ月にはもう届いているというこのラブリーさ。そもそも、「携帯さえあれば腕時計なんていらねーよ」などとうそぶいていた人間にとって、この、「金を出してまで手に入れたいとは思えないデザイン」――ということはつまり、「金を出すという手段でなければ愛用してもいいかなと思えるデザイン」などという、現代社会の間隙を巧みについてくるようなキッチュ具合がたまりません。長針と短針がYonda?くんの両腕になってて、しかも、短い方の手では、なんと、新潮文庫を携えているんだよー。どうだ、といわんばかりの徹底ぶりではないか。……などと言いつつ、まだ近しい人以外には見せていなかったりします。あくまでプライベート用。まあ、こうして秘する感じも、けして嫌ではない。(慣れてるし。)