内蔵休憩

 評判の高い『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』(2008年・幻冬舎新書・山本ケイイチ著)。買ってきました。読みました。おもしろかったっす。そこで気になったのが、高級フィットネスクラブのロッカーの広さより、アンダーアーマーのウェアより、安いプロテインに入っている石油系原料より、「内蔵休憩」という概念についてだったのですが……。(「内蔵休憩」とは書いていないっすね。「トレーニング的昼寝」というものらしい。)

 たとえば1時間の昼休みがあるのであれば、30分で食事を済ませて、残り30分は昼寝をするのがいい。仕事的に難しい人もいると思うのだが、たった5分、目をつぶるだけでも内臓の疲労度は格段に違ってくるので、ぜひ実践してみてほしい。

 ぜひ、とまでいわれれば、試してみたくなるのが人情というもの。(簡易だし。)というわけで、昼食後、食事で使った内臓の疲労を労るべく、5分ほど、軽く目をつむる日々であります。頭をよぎるのは、「食後すぐ横になると牛になる」という迷信の存在なのだけれど——いま調べたら、「食後の一睡、万病円」なる、まったく逆の意味の諺も存在しているんすね。食べた後すぐ寝ると消化に悪い、みたいなイメージが漠然とあったのだけれど、さて、実際のところはどうなんでしょうね?
 ……と書いたあとにさらに調べたら、どうやら「万病円」や「トレーニング的昼寝」の方に軍配が挙がる気配であります(→)。