『1日3分 腸もみ健康法』読了

 2005年。講談社α新書。砂沢やす枝(「やす」はにんべんに夫)著。体の声を聞くというフレーズはこの本にも出て来ますね。そりゃそうか。腹の上から腸を揉んで揉んで揉んで揉みまくって腸の憩室にこびりついている頑固な毒素を排出させよう、という、副題が『「腸きもちいー」マッサージ』となっているくらいだから、たしかに、実践してみるときもちいー本です。時間も短くて済むし。自己流で、風呂に入っているときも、こぶしに石鹸をまぶして、腹の上を時計回りに(←<腸内の食物の経路が時計回りになっているから>らしい)ぐりぐりぐりぐりマッサージしているほどだから、けっこうこの世界にどっぷり嵌ったかもしれません。といってもまだ2日目ですが。
 ただし、その2日で、驚くべき変化がぼくにも起こった! というのは、フルートの音量がずいぶんとアップした(息継ぎが楽になった)というものなのだけれど……要するに、腸が柔らかくなった分、肺に入る空気の量が増えました、ってことなんすかね、これは? 腹式呼吸との関係もあるのか? まあなんにせよ、全くの棚ぼたでうれしかったっす。空気も排出という面では同じだからな――って、尾籠な話は正直取りあつかいが苦手で。