「レッドクリフpart1」鑑賞

三国志演義」関連の知識は皆無なので、漢字名の洪水に恐れをなして吹き替え版で見たのだけれど(今回はじめて「ショカツコウメイ」というのがどういう存在なのかわかった)、別に字幕版でも平気だったっすね、あれなら。いいひと・わるいひとの区別もはっきりしてるし、逆に、予備知識のないことがさいわいしてたような気がしないでもないような。つまり、じゅうぶん楽しんで見てたってことです。
 この映画はアクションだけでなく種々の男性鑑賞ツールとしても機能しているのでしょうか? 金城武ってほんとうにひさかたぶりに見たけれどぜんぜん顔が変わってないんだな。三十代とは思えない。トニー・レオンも、今回はじめてそれとはっきり認識して見ていたような気がします。あ、たびたび三浦しをんのエッセイで目にしていたので。
 なにより、おー、これがうわさの張震チャン・チェン)かあ、と、孫権――悩める若き呉の皇帝役として華麗に登場した時からはたと膝を打ちました。金井美恵子が大絶賛してんだよ。『楽しみと日々』で。張震の容姿を。あれほど清潔でうつくしい男は珍しい、と。なるほど。確かにきれいだ。くっきりとした質感があるね。彼主演の『呉清源』を見逃してた(というより碁に興味がなかったので流しておいた)ので、今回ようやく確認できて満足、というのもあります。写真じゃちょっとわからないしね、あの手の魅力は。
 というわけで、この分ならたぶん来年4月公開のpart2も見る予定。