予行演習

 毎度どうも。という感じで花粉症の症状は今年も健在。同志の皆さんはいかがですか? 慣れましたか? 鼻が詰まってどうにも苦しくて眠れぬ夜には何を考えてやり過ごしていますか? ままならない体、という存在をこの時期ほど意識せざるを得ないことから、どうしても、自分としては、夜の無音と相まって、布団の中で、臨終の際の予行演習、というものを想像してしまうのですが——春先における仮想の死——このような意識の毎年の繰り返しこそが、我々にとって、何よりも意味のあることなのかもしれません。
 ——いやしかし、今年はわりに非道かったりして。
 今回気づいたこと。

  • べつに薬を飲んでなくてもこの時期ってのはえらく喉がかわくものなのだな
  • 「春眠暁を覚えず」というのは、鼻詰まりで夜眠れぬ該当者を観察することによって必然的に引き起こされたことわざなのだな

 とはいいつつ、先日、夜2時間睡眠(←好きでやってたわけではないのですが……)でも、ぜんぜんふつうに日中活動できる、ということを、妙なテンションと共に発見。初体験です。ナポレオン並だな。
 ——と、こうした些細な出来事の連続になぐさめを見出す日々であります。
 あと、昨年は、某社の点鼻薬をつけ続けていたら、6月になっても鼻詰まりが治らなかったので(つけるのを止めたら、ぴたりと治った)今年はつけないことにしました。夜中にじんじん鼻をかんで家族にうるさがられても我慢してもらう。実験です。