新シャープナー

 まあ不謹慎といったらかなりに不謹慎なんだけれど、金井美恵子が「こいつの本でだけはぜったいに圧死したくない」と書いていたのには笑った。もちろん、この前の地震との絡みで。橋本治の「『総理辞す』とは秋の季語」ってのもよかったな。今号の「一冊の本」の話。あとは、田中貴子が次号でゆっくり紹介してくれるという「世阿弥の男色を讃美した白洲正子のあまりにオモロイ発言」ってのに期待っす。世阿弥についても、白洲正子についても、まったくといっていいほど知らないんすけど。(室町のジャニーズっすよね? 世阿弥って。ちがうのか?)
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 先日NHK白洲正子の写真が映っているのをちらと見かけたら、左手でペンらしきものを持っていました。でも彼女が「左利き」だって記載を見つけることは適わなかったな。夫(次郎)の方の「昼は右利き、夜は左利き」発言はそこかしこで見かけたけれど。どうなんだろう? ことの真相は。
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 なかなかに心惹かれる(→)。

 大後も森迫も左利きなので、監督は深津にも無理矢理左利きで演じてもらったそうだ。

「無理矢理」ってのがなければ、尚よかった。
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 新シャープナーを買って至極満悦っす(→)。かわいいんだー。これがまた。配色も絶妙で。食べちゃいたくなる。何より、えんぴつを外側に回せて削れるという新鮮な快感。あなたにもあじわわせてあげたい。だがしかし、もっと商品選択の幅が広がればいいかもなーと、正直思わないでもないです。
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 誹謗とかそういう意味ではなく。松浦理英子ナチュラル・ウーマン』に出てくる主人公の女性が描いたマンガって、もしかすると小泉吉宏『ドッポたち』(達観系小学生恐竜マンガ)の直系の祖先なのかも。

 嵐の晩、男に去られた女がトカゲそっくりの赤児を産み落とす。その子供は知能は人並みで体長も普通の子供と変わらない。母親は人目を避けて山奥に居を構え子供を非常に大切に育てて行く。山奥に遊びに入って来る子供たちも気さくで、トカゲそっくりの子をいじめたりせず仲間に入れて可愛がる。その子は十歳で病気を患い、短いが幸せな人生の幕を閉じる。

 さいごの一文以外は。(ってまだあのマンガは完結してないんすけど。)