910

 一例として(→)。我が市の図書館では、『1Q84』BOOK1が予約件数910件(←「Q10件」と書きたいところを必死に抑える)、BOOK2が756件【所蔵数各41冊】となっております。もちろんベストリクエストの1位2位を独占。合計で910+756=1666件だから、あと318件の予約が入れば、1984件できれいにまとまりますね。(決して不可能ではなさそうだし。)
 ちなみに3位が湊かなえの『告白』で550件【47冊】。4位が東野圭吾の『パラドックス13』で398件【41冊】。ついでに——
5位:湊かなえ『贖罪』268件【23冊】
6位:真保裕一アマルフィ』204件【15冊】 
7位:桐野夏生『IN』198件【12冊】
8位:畠中恵『ころころろ』197件【9冊】
9位:磯崎憲一郎『終の住処』185件【11冊】
10位:北村薫『鷺と雪』164件【16冊】
 リクエストトップ10は、すべて国産の小説で占められております。
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 ところでぼくのケース。新潮社のマーケティング手法にまんまと乗せられて、今年3月に『1Q84』の申し込みをしたところ、2週間後に「まだ早いから無理ですよー」と図書館からたしなめ混じりの連絡が封書で届きました。切手代がもったいない、とその封書を手に、痛切に思った次第。
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 いま、確認のため新潮社からの新刊報告メールを見てみたら、こういう具合にしだいに欲求を膨らまされていったようです。

 うまいもんだなあ、と感嘆。小出し作戦。起承転結。南無三宝。今後の参考にしておきます。