2006-12-27から1日間の記事一覧

混淆文について

ぼくの中で、日本語の文章のかたちは、はっきりと以下の3つに分けられる。 1.通常型 2.丁寧型 3.口語型 文体、ということも、もしかすると可能なのかもしれないけれど、実際のところ、文体というのは、かたち、ではなく、もっと抽象的な、呼吸を言い…

待つこと2

ひとでしか、決して待ち得ない形態というのもある(筈だ)。例えば、創作に関わること。関係の創作……。だが、それはほんとうに、ひとでしか待ち得ない形態だと、断言できるのだろうか。

写楽の目から出る液体

ここのところ、「三つ目がとおる」の主人公、写楽保介の第三の目から流れ出る液体について考えている。作中で、「ヨダレ」もしくは「水」と表されていたあの液体は、どうして、「涙」と表されていなかったのだろう? 額にはあれど、同じく、目から出る液体な…