「新潮」購入

 http://www.shinchosha.co.jp/shincho/index.html
 白地に赤く「創刊一〇〇周年記念特大号」との文字が。内容も豪華。大江健三郎のエッセイ「難関突破」に始まり、「創作特集 文学の”永遠”」。池澤夏樹江國香織・・・という具合に50音順に著名作家がその名を占める。まだ読んでないのだけれど、気になる名前をピックアップ。小川洋子川上弘美桐野夏生河野多惠子小島信夫佐藤友哉笙野頼子高村薫多和田葉子野坂昭如保坂和志堀江敏幸舞城王太郎町田康/ うーん、濃いなあ。

ドラムライン

 http://www.foxjapan.com/movies/drumline/
 黒人の身体能力をまざまざを見せ付けられて、今も酩酊状態。まああくまで映画の中での話なんだけど、それでも。
 ドラムの天才デヴォン君が、新しく入った大学で、仲間たちとの様々な葛藤を通じ成長していく話。と書くと「ふーん、定番」と思われるかもしれないが、そして確かに話自体に目新しさはないと認めつつ、取り上げた題材によりこの映画の評価は2倍3倍にも膨れ上がる。
 知らなかったんだよなー。マーチングドラム。いや知ってはいたんだけど、観ててこんなに気持ちいいものだったとは。単なる縁の下だとばかり思ってたから、この映画で認識を改めた。ドラッグに匹敵する興奮。ダダダダダダダダダと連打する音を聞いていると、大げさではなく、トリップする。しかもデヴォンの性格が「天才、だけど生意気」という、もろに日本人好みの設定だから、酔い加減でかなりの高得点。それで最後にはいがみ合っていた先輩と和解し、ライバル校に戦いを挑むなんて来た日にゃあ。ガールフレンドのダンスシーンもキュートだし。
 劇場はかなりの混み様。子供連れの姿もちらほら見かけた。とにかく、あのドラムシーンは凄い。というわけで、帰りにサントラ*1を購入。これには期待のマーチングドラムの音が2曲しか入ってなくて、少々肩すかしではあった。(「Blowin' Me Up」って曲はけっこう好きかも。)

宮藤官九郎「おぬしの体からワインが出て来るが良かろう」*1

 ナンシー関に彫られたときの話が出てくる。彫られてから、けっこうあとになって知ったとのこと。ふーん、そういうのってまわりのひとが教えてあげないんだなあ。かなり、辛辣なことを書かれていたと記憶する。けれども、あまり気にした様子もなく、

 それでもいいの! 家宝にします。ホント。つーか原板の消しゴム欲しいよお!

 このはしゃぎよう。なんかかわいい。ある種の女性に受ける訳だね。