映画の日、2本立て

「藍宇」という香港映画を見てきた。週刊新潮坂上みきが誉めていたので興味を持った次第。内容は、まあよくできていたと思う。天安門事件を背景にした、男性二人の恋愛物語。奇をてらうことなく、普遍的な感情を照射していた。ただ、最後がなあ。ずいぶんと尻つぼみで、いったい何があったのだろうと訝しんでしまうほど。エレベーターで一緒になった女の子は「周りですすり泣きの声がしなくて、どうしようかと思った」と言っていた。その気持ち、よくわかる。
 休憩を挟んで(その間、ダッシュ東急ハンズに行き、ファイルとバンブーを買う)、「ドリーマーズ」を。正直、「藍宇」の後に見ると、その生のセックス描写にちょっと辟易するところがある。西洋人とアジア人との違いか。登場人物はみな一定レベルに達した美形ぞろいなのだけれど。こちらの最後に関しては特に言うべき感想は見当たらず。あまり思い入れがないということかもしれない。
 伊勢丹でハーブチキンサンドを食べ、紀伊国屋を軽く流して帰る。