石井克人「ためにならない映画の教科書」*3

茶の味」、おもしろかったなあ。自分の好みに、まさにドンピシャ、ストレート。また見たい、と思いつつ、いつの間にか日ばかり過ぎて、そして手にしたのがこの本。石井克人監督と友人の三木俊一郎氏(CMディレクター)による掛け合い漫才のようなフェイバリット・レビュー。そっかー、劇場版「エースをねらえ!」ってのは、もの凄い、桁外れの名作なんだ! とバッチリ洗脳されたりして。ほかに出てくるのは「旧ルパン三世」、松田優作の「探偵物語」、ジブリの「海がきこえる」(これは自分も好きだ)、「千と千尋の神隠し」、マニアなところでは「ドッグ・ショウ!」なるアメリカ映画、等々。まあ、いいですね、昔好きだったものを今でも「好き」と言えるような環境にいて。あ、別にこれ裏がある発言じゃなく、心底からそう思う。うらやましいです。最後に出てくる、石井監督の「HAL&BONS」、見たいなー。よしもとばななが、自身の日記を本にする際、最初に表紙にしたのがここに出てくるキャラクターたちだったんだよね。買っちゃおうかな。(なにげに「book」カテゴリー置いてみました。続けるかどうかは未定。)