パンダの剥製

 http://www.asahi.com/national/update/0906/012.html
 大阪で、ジャイアントパンダの剥製をネットオークションで販売しようとして、会社員ふたりが逮捕されたらしい。ふーん。と、ここで立ち止まってみるに、別にこれは「パンダの剥製」を扱っているから逮捕された、のではなく、単に「種の保存法違反」に引っかかっているから、というのが要のようだ。そりゃそうか。鹿や猿や鳥の剥製は良くてもパンダは駄目、なんてのはまったくの感情論でしかないわけだし。しかも、世間にはけっこうふつうにパンダの剥製なるものが存在してたりするのだね。小牛田町健康福祉センター さるびあ館(→)。<日本に10点ほどしかないといわれているジャイアントパンダのはく製。 本当に貴重なものなんです。>本当に貴重なもの。か。ふむ。しかしこのパンダの剥製はなんだか着ぐるみみたいに見える。そしてさらに深く立ち止まるに、「ヒトの剥製」なるものも当然世の中には存在するわけで。「剥製」→a stufed animal。…だが、これで検索をかける前にはたと気付く。今年もやって来るんだ。東京国際フォーラムに。「からだ=未知なる小宇宙 人体の不思議展」が(→)。剥製、どころの騒ぎじゃないね。つまり合法であればヒトの剥製なるものを扱っても全然オッケーなわけで。(という世界認識であっているかな?)