「スウィングガールズ」

 http://www.swinggirls.jp/index.html
下妻物語」同様、これもやたらと上映直前まで予告編が流れていて、もうショウウィンドウに頭をごつんとぶつける上野樹里のアップが夢にまで出る始末。しかも“あの”「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督作、ということで、うーむ、かなり期待度を無防備に高めていた感あり。(もうこの広告多量時代において、期待度も「自己責任」においてきちんと管理すべきなんだろうな。)いやー。ごめん。正直いまいち乗り切れなかったです。あれ、なんだな。比べる方がセンス悪いんだけど、どうも「スクール・オブ・ロック」(→)の興奮がいまだ体から抜け出てなくて、それがこの作品に入り込むのを大いに邪魔した模様。ほんと、比べる方がセンス悪いんだけど。同じ「学校が舞台」「音楽を扱っている」というただそれだけでねえ。つーか、たんに俺の頭がロックには対応できてジャズには感応できないという話なのかな?周りの観客は大いに湧いてて、すこぶるうらやましかったです。(ふと思う。ポスト「ウォタボ」の時代は遥か遠くか。)