「放浪息子」を買う

放浪息子 (1) (BEAM COMIX)
 掃除には手をつけられず。ずっとネットを眺めている。
 少し遠ざかっていた間に、いろいろなサイトが立ち上げられていたのだなあと感心する。(まあもともと、「探し下手」というのがあるのだけれど。)私は、自分で自分のことを「こういう人間です」というのが苦手で、だからこそ、それをやすやすとこなしている人を見るとほんとうにうらやましく思う。おそらく、そうした限定なしには、先に進めはしないのだろうとも思いつつ、生来の臆病は、そう簡単に直りそうにない。
 奈良の事件やサーヤの映像を見つつ、着替えて外出。途中、中沢新一の「対称性人類学」に目を通すが、正直あまり頭に入らず。2週ぶりにY店に寄る。収穫はゼロ。M店で、携帯用根つけを買う。来年の干支、酉のもの。それから、今年初の、そして最後のマンガ購入。志村貴子の「放浪息子」、1巻から3巻まで。夕食後に読み終える。セックスやジェンダーといった横文字で説明するのが心底馬鹿らしくなる掛け値なしの名作。いちおう、本棚にマンガ用スペースは空けておいたのに、今年は結局この3冊しか置くことはなかった。来年は、もっとマンガ購入を自分に許したい。