週刊新潮

 池田晶子が「19歳芥川賞作家」なるものを話題の切り口に利用しているのも見て、最初「うーん・・・」と唸ったものの、書いてあることは、別段、ふだんと変わることのない(そして結局芥川賞作家そのものには触れない)、「言葉は価値そのものである」というオチに繋がる代物だった。先日、アメリカで起きた高校銃乱射事件の犯人がネイティブ・アメリカンだったと知り、これには心底「うーん・・・」と唸る。不謹慎ながら、彼の髪型はキャプションに書かれている「デビルマン」というよりむしろ「鉄腕アトム」に近い。