ほころび

 11時に寝て、夜中の3時に目覚める。ここのところ、そうした日々が続いている。花粉のせいだ。花粉のせいで、呼吸のリズムが狂い、引いては体内時計のリズムも狂ったせいだと思われる。あくまでも、こちらの勝手な予想だけれど。加えて、仕事の、どうにもならないストレスが、この不規則なリズムに拍車をかけている。ふだんなら、些細なこととしてさらりと流せることでも、なんだか妙に敏感に受けとめられてしまうのだ。要するに、ああ、これからもずっと、朝起きて、仕事して、帰ってきて、寝るという単調な生活が続くのか、という、嘆息と共に出て来る諦め。寝不足は、怖い。寝不足は、鬱につながるという知識があるから。毎日、8時間寝ていた頃は、ほんとうに元気で、それこそささいなことになど気を掛けてなどいなかったのだけれど。今はもう、悪口を言いまくりの人など、その存在自体が堪らなくなっているほど、弱くなっている。いっそのこと、徹底的に破綻するのもまたありかなとちらりと思わないでもないけれど、何とか、常態に復帰できないものかと、現在手探りの最中。もし、純粋に花粉のせいだけだったら、これほど喜ばしいことはない。