「複雑な世界、単純な法則」

 ははあ。なるほどなあ。金持ちはより金持ちになり、人気者はより人気者になる、という、そうした法則を解明した本です。何となく、習慣は人を作る、みたいなフレーズを思い出し、「ああ、こんなだらしない事をしてたら、それこそ金持ちにはなれないよなあ」と、読み終えてからも、はっと我に返るような瞬間もしばしば。(別に、「金持ち」になりたいわけじゃないけどね。ただもう少し「自由な時間」は欲しいです・・・。)あ。って、別に啓発本じゃないっすよ。僕がこの本に興味を持ったのは、毎日新聞中村桂子が書いていたこの文章を読んでから。しんけんに、まじめな本です。面白かった。あと、朝日では柄谷行人が取り上げていたね*1
 最近では、この本で取り上げられている「スモールワールド」が流行りだとか。「SYNC」なる本の書評にそう書いてあった*2。この本も読んでみたいのだけれど、さて、こうした思いが、(僕の取り込まれている)スモールワールド・ネットワークに、何らかの影響を与えるのか?