和田誠が描く「西原理恵子」

 本日の毎日新聞読書欄で、和田誠西原理恵子清水義範の似顔絵を描いています(「この人・この3冊」より)。真正面を向いた2人は、みごとにサイバラの画風で処理されていて、真ん中には、いつも西原理恵子のイラストでは交尾をしている鳥がちょこんと1匹置かれています。1匹、というのが、何より和田誠らしい。同日掲載の「毎日かあさん」では、息子さんが読書に目覚める課程が描かれていて――「オーパ」ってもしかすると開高健? あれを小3で読めるってすごいなあ――、何も知らずにマンガを読んでいる人たちは、和田誠が描くところの西原理恵子を作者像としてインプットしてしまうのかもしれません。知的で優し気な、頬につやのある和風美人。おかえしに、西原理恵子和田誠の似顔絵を描いてあげればいいのにね。「人生一年生」とかで。(ちょっとカモちゃんが混じる?)武蔵美多摩美で、仲良く手を取り合う日も来たりしてね。