たとえば外情報(exformation)

 インフォメーションにあらず。それは、内にあるものではなく、外に捨てられたものなので、あたまの「in」を「ex」に変えて、エクスフォメーション(外情報)と呼ぶ。

 多くの<外情報>を含んだメッセージには深さがある。ある人が最終的なメッセージを作り上げる過程で、意識にある大量の情報を処分し、メッセージから排除すれば、そこには<外情報>が生まれる。メッセージの情報量からでは、そのメッセージがどれだけの<外情報>を伴っているかはわからない。メッセージのコンテクストを理解して初めてそれがわかる。

「ユーザーイリュージョン」P.125より。
 で。
 ――共感ってのは、結局、この<外情報>の量によって決まるんじゃないかなあと思ったりしたのだけれど、そこらへんはどうなんだろう?