こども返り

 藤子・F・不二雄の「やすらぎの館」にせよ、クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国」にせよ、大の男がこども返りするのに必須なのは、演技をする女なんじゃないかなー、とぼんやりと思ったり。まあ別に「オトナ帝国」での演技をする女、つまり、スカートをめくられてはじめて素の表情を見せる女というのは、直接には大の男のこども返りには関わっていないのだけど。それこそ「やすらぎの館」みたいには。ただ、どっちも、なかなかスキを見せない女、ということで繋がりは得られるかなー、と、ちょっとした引っかかりを感じないでもない。こども返りという虚構への呼び水としての演技。こども目線からの母親像ってのは決してそんなに人工的ではない筈なのに。と思っていたけど、うーん、ちがったっけかな?