二人称小説

 男性で、二人称を使った小説ってあるのかな、と思っていたのだけれど、ここを見ると、けっこうあるねえ。
 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1300214

 すいません。日本限定。あと、古川日出男の「LOVE」も有名らしい。
 ぼくなんかだと、多和田葉子の諸作品くらいしか思い付かなかった。あと、昨日の絲山秋子とか。ただ、多和田葉子のばあいは、ふつうの二人称というのともちがう気はするけれど。旅先で、アイデンティティを失ったことを表す「あなた」でもあるし。つまりそこには「わたし」がいないし。上に載ってる倉橋由美子の「暗い旅」というのも、わりにこうした色彩の小説なのかな?
 絲山秋子のホームページに載っていた「読者によるインタビュー」。
 http://www.akiko-itoyama.com/interview/index.html

25. 村上春樹へ一言?

一人称が「吾輩」の作品が読みたいです。

 ぼくなら、<二人称が「あなた」の作品が読みたいです>と言ってみたい気もするな。(あったっけ?)