陥穽

 まあ個人的には、男らしさ女らしさなるものに、いちどくらいは疑いの持ったことのある人の方が付き合いやすいな、と思う。より正確には、世の男らしさ女らしさの軌範から逸脱している人というか。やっぱり、何か、こわいんだ。男らしい人女らしい人って。年齢問わず。子供でも大人でも老人でも。逆に言うと、男でむしょうに女らしい人もこわいし、女でむしょうに男らしい人もこわい。そう。セックスってパーソナルなものだからな。前面にその要素を押し出されると、こわい。性的裏切り(sexual betrayal)か……。うーん。この手の本を読むと、それ中心に思考が回ってしまうという陥穽がきちんと待ち受けていたという次第。トラウマに関係ない人なんて、現代社会では稀少だからな。あぶないあぶない。まだまだ修行が足りないね。(意味不明の文章ですみません。後々、きちんと書く……かも知れない。)