2007-06-08 大江健三郎の嫌いなことば 美しい国 凜とした 鳥肌がたつ 〜力 「大江健三郎、106の質問に立ち向かう」より。 んん? 大江センセイ、たしかまえに、「老人力」ってことばは粋だって誉めてたような……。と思ったけれど、そもそもこの「老人力」ということば自体が、「〜力」なることばへの直接のアンチだったのかもしれませんね。2007年現在、「老人力」云々を問い質すのには若干の照れがあるけれど。(ああ、だから、「〜力」ということばには強度がないということかな?) そういえば、丸谷才一は、「〜させていただく」ということばにいやに嫌悪感を示していたなあ……。けっこうこのことばは、いまも街に溢れてますよね。