クーラー壊れてたんだぜ

 ひどいだろ……。んでもって、修理の人が、二十日に来る、なんてことになってたから、やれやれ、と、人目を忍び、超軽装でこの週を過ごす。やっぱり、気温三十度を超すと、人間(ていうか俺は)、何もできないっすね。一応、ここは六階なので、完全無風地帯というわけではなかったのだけれど、く、くだんの、日本最高気温記録更新日(八月十六日)においては……。しかも、早朝に地震があって、目ぇ覚まされたりなんかして。たまったもんじゃないっすよ。ねえ?
 しかし、ありがたいことに、この酷暑に同情してくださったのかなんなのか、修理の男性、日を繰り上げての十七日に訪問。昼の零時から一時間半かけて、ベランダの空調設備を直してくださいました。うう、じつに、ありがたい……。本当は、管理人さんに頼んで、マンションの下で行いたかったらしいのだけれど、今、夫婦そろって、お盆休みでいないのだね。仕方なく、炎天下の最中、眼鏡を外し、汗を拭き拭き……うう、ほんとうに、ありがたい……。「もしかすると、空調設備の上に、植木をたくさん置いていたせいですか?」と、おそるおそる訊いてみたら、それは関係ないとのこと。ほっ。ただ、平行に設置しなければならないので、今度、下に何か敷くものを買ってこななければならない。
 通常の修理代に加え、「あの、これ、気持ちです……」と、プラスアルファを渡したい気持ちになりました。渡さなかったけど。代わりに、急いでマンションの下にある自動販売機で、六条麦茶を買って来て、「これ、どうぞ」と渡す。値段はさすがの一万を超えて、まあこれで、無事に残暑はしのげるかなと、今のところまだ気温が二十八度なので、せっかく直してくれたのだけれど、空調つけずに、ベランダの前で、のほほんと佇む。
 つか、外の朝顔の最盛期は、まだこれからって感じですねえ。