『スタバではグランデを買え!』読了

 このタイトルおよび緑と白との装丁もいわゆる「付加価値」の一種なんですよね? 確かに、目を引くし、それだけ売れているということは、「価格差別」の件とも合致する(?)……という風に、ビジネス書になんて、ふだんまったく縁遠かった自分のような人間さえももののみごとにとりこにしたくらいなんだから、やっぱりこの本の握力はそうとうあるんだろうなーと思います。2007年9月刊。ダイヤモンド社。おかげさまで、最近の食品の価格上昇の理由もよくわかりました。——と、なかなかに気に入ったので、著者・吉本佳生氏の他の本にも書店でちらと目を通したところ、うーん、そちらのほうには、はなから相手にされず仕舞い。「取引コスト」が高すぎ、だそうで。きびしいねえ……。