『おめでとう』読了

 川上弘美氏の2000年に新潮社から出た短編集。ひさびさに読みたくなって読み返してみました。というか、この本だけでなく、現在川上弘美氏の著作をあらためて全て目を通してみようかと目論んでいるところなのであります。犬を肩に載せてる車掌の話は、以前読んだときにはさほど印象に残らなかったのだけれど、今回新たに読み直して、なにかむしょうに気に入ってしまった。あと、この本に収録されている「冷たいのがすき」は、かなりに自分の中での名作度が高いのだけれど、世間的にはどうなんでしょう? 好きな人いますか? ああもちろん表題作「おめでとう」もよいです。(これはわりと著名?)西暦3000年の1月1日、か。次に会えるのは、いつなんでしょうね?
 申し遅れました。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。