『格闘するものに○』読了

 ブックオフにて、『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』といった、他の三浦しをん本(新潮文庫)と共にまとめて売られていたのを購入。いや、向こうから、「買ってくれ・買ってくれ」光線を激しく発していたので。で、家に3冊――というか、気持ちでは「3匹」――持ち帰って、ひとまずこのデビュー作をいっきに読む。
 すげえなあ。24歳の作か。才能だなあ……。雨の中、丸川書店の合否結果を待っているくだりになんか、こちらの心臓もばくばくでしたわ。いやほんとに。『仏果を得ず』は読んでいたけれど(そして、読売新聞に出る書評を毎回感心して読んでいるのだけれど)、これを機に、三浦しをん本を、本格的に、追いかける……かもしれない、予感。