『堂々たる政治』読了

 与謝野馨著。2008年。新潮新書。って、政治に関してはまったくもってパッパラパーなんですが、でも、面白かったっすよ。この本。少なくとも、1冊の本として、面白く読むことができました。つまりは、この本に表れている与謝野馨というパーソナリティーに同調できたということになるのだろうけれど。(あくまで「この本」限定ですよ。念のため。)消費税上げるのは仕方ないじゃん的記載も、まあ、そうかねえ、と単純にも納得してしまったり。安倍前首相辞任に対する記載も、きちんと考え抜かれた文章で書かれていると思った。浪人時代の受験勉強が1日16時間以上という記載には、「いつ寝てたんだろう?」と首を傾げたりもしてましたが。でも、そういうのが常態になっている世界もこの世にはあるんだろうなあ。無理矢理にでも好かれよう、というオーラを発していなかったことが、まあ一番のポイントっすかね。苦手なんだ、それ。好きになるのかならないのかくらいはこっちに決めさせてほしい。(と、これは同時に読んだ某書に関する感想。)