賀正

 川沿いを歩いて、えーと「潮入」っていうんですか? 海に注ぎ込むふきん。そこでじっとふだん使っていない目の筋肉を酷使してきました。つまりは、果てを見るという行為を心ゆくまでしてきた次第であります。気持ちよかった。というか、頭上に架かっている橋ではばんばんに車が通っていて、排気ガスも尋常ならざるレベルではあったと思うのですが、まあ、爽快感は確実にあったわけで。
 いろいろと、あることかと思います。ぼくのほうにも、まあ、そこそこあります。ありますが……首をひくくして、なんとか(ともに)やりすごすことができたらいいものだと、これは、新年の、かるい所信表明みたいなもの。あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。←というこのフレーズを、今回も貴殿に書くことができたことが、ぼくは、なによりうれしい。