『塗仏の宴』読了
はは……。読み終えて、いささか疲れを感じてたりして。「宴の支度」「宴の始末」の2冊込み。祭りのあとの徒労感、とでも表せばまた座りがいいのだろうけれど、それも違うし。いや違わないのか。シリーズ7冊目にして、それこそ憑きものが落ちたという感じも。自分がよくやる、無批判な崇拝じたいをストップさせる機能がこの2冊では十全に含まれていたからなあ……。
いや、いかんすね。そうした無批判な崇拝は。子供ならともかく。←という具合に、未だに、上意下達の待ち受け姿勢から抜け出ていないということさえも、反省せざるをえないというか……。とにもかくにも、足元を狙われたものだから、今もけっこう、ふらふらで。ちなみに、占いやら風水やら漢方やらなにやらが稜々跋扈する昭和28年のお話。と、現時点で中身に言及するのもまぬけっすね。京極夏彦著。各々2003年の講談社文庫。次も読みます、と本来ならばいいたいところなのだけれど、しばし、休みます。体勢を、立て直さないと。
- 作者: 京極夏彦
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