ヤギ

 ぜんぜん関係ないけど、むかしぼくはヤギのことを「ヒツジの毛を刈り取ったもの」だとして認識してました。幼少時、母親にそう教わったという記憶がはっきりとあるのだけれど、本人に追求しても「覚えがない」とシラを切るばかり。
 おかげでえらい恥をかいた、というエピソードはざんねんながらないものの、いまでもぼくの中では、ヤギとヒツジというのはどうにも非常に近しい関係のものとして——生物学的な意味においてよりもさらに近しいものとして——位置付けられているのです。コナンと工藤くんみたいな(ってよく知らないんすけど)。