佑之先生

 5月に引きつづき、今月も三浦しをんの新作小説が出てきて、かなりに嬉しい。まあこういうのも確たる僥倖っすね。続けてってとこが。よくこちら側の欲求を判ってらっしゃる。最新(『星間』)の方はまだ読んでないんすけど。

神去なあなあ日常

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星間商事株式会社社史編纂室

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 ところで、古代文学研究で名高い——らしい、三浦しをんのお父さん、三浦佑之先生、このひと「すけゆき」という名前だったんですね。この前はじめて知りました。ずっと(勝手に)「ひろゆき」と読むのだとばかり思ってたんで。
 と、すると、第一子が誕生し名前をつける際にも、
「イニシャルを『SM』ってことで、俺のと合致させとこう」
 と目論んでいた可能性もなきにしもあらず——というような想像もむくむくと湧き起こるというものなのですが……子供とイニシャルを合致させたがる親っていますからねえ。有名どころでは(って、実のところよく知らないんすけど)元極楽の加藤とか(→)。

 加藤家は、全員のイニシャルがK・Kとなるように命名している。偶然にも、自身と夫人もK・Kである(Koji Kato、Kaori Kato(旧姓もKikuchi)(本名)など)

 三浦家の事情はどうだったのだろう?