爪日記

 足爪は順調に元の色と形へと復調中(→)。それはめでたい。めでたいのだけれど……とうとうNo.100へと到達した写真を、スライドショーで連続で眺めてみたのだが——こちらとしては、パラパラマンガの原理で、はじめは高く盛り上がっていた足爪がしだいにその厚みを減じていく過程をドラスティックに体感したいという希望を胸に抱いていたのだけれど(藤子・F・不二雄の『ある日…』のように)、どうにも、それほどの感興は、まったくといっていいほど湧き上がって来なかった。
 医者に出向いて行ったら、「反応いいねえ」とすなおに感心される。むろん写真のことではない(そんなことは他言していない)。飲み薬との相性の話である。
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『ある日…』のついての補足。2階の窓に定点設置したカメラで下界を10年近く撮り続けた男が、編集し直したものを友人たちに見せる。それこそパラパラマンガのように、映像を早送りで流されると、地元の街の様子がどのように変化していったのかが——開発されていったのかが——つぶさに理解できるという仕組み。本が手元にないので、細かいところで違ってるかもですが。
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 英検の勉強をしてるんだなあ。いま。というわけで、新鮮な情報に触れ得る機会も削り取られてるんだ……。