第一小臼歯

 歯の矯正をしようかなあと思って最近はそっち関係の本ばかりを集中してちらりほらりとのぞいてるのですが……うーん、犬歯の後ろの歯(第一小臼歯←←今回名称覚えた)を抜く恐れがあるのか……。矯正で抜くのって、てっきり親不知だけだとばかり思っていたから、なかなかに躊躇いがちにはなってしまうところもあります。ただし抜かなくても済む可能性も一応残されているとのこと。
 何にせよ、もっとていねいに情報収集に努めねばもやもやとするばかりだよなあと、他のジャンルにまで思いを馳せ感じ入る日々。その前に、きちんとした現金が必要なんですけど。←これの当てがなければ、どうにも相談にさえ行けやしない。
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 フッ素入り歯磨きを使った後に、水で口をゆすぐのは少なめにしないとフッ素が流れ落ちて虫歯予防の意味がない——とは今回はじめて知った驚きの事実。←意外に「そうだよ」と知っている人が多いのにも驚いた。でもゆすぎますけどね。ぼくは。念入りに。歯磨きの味が残っているとどうにも落ち着かないので。
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 まだ20世紀の頃だよなあ。NHKで山瀬まみがこの歯を磨いた後に残っている歯磨きの味が好きで好きで好きで、「わざとゆすぐのは少なめにしている」と嬉しそうに発言しているのを聞いたときには、なんだかなあ、不潔だなあ、と思っていたものですが、何のことはない、きちんと歯磨きに秘められている性能を熟知した上での行為だったんですね。ぼくが無知だったんだ。もちろん(当時の)山瀬まみ性というものを自分で見極めた上での発言だった可能性もあるんですけれど。実際、周りは「えーっ」って引いてたし。「不思議ちゃん」なるフレーズがリアルで蠢いていた頃の光景。
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 あ、でも今回一番驚いたには、歯医者における「自由標榜制」というものだったかな。(太字強調はわたくし。)

 よく医院の看板に、診療科目がたくさん書かれていることがあります。たとえば、先生が一人しかいない歯科医院なのに、「小児歯科」「一般歯科」「矯正歯科」「口腔外科」…と並んでいるような場合。一見、一人でなんでもこなせるスーパードクターがいるのでは、などと思いがちですが、実はこれが「自由標榜制」といわれるもの。日本では、歯科医師の国家試験に合格して1年間の研修を修了すると、それまでの専門分野や経験年数に関係なく、自由に標榜科目を選ぶことができるのです。極端にいえば、一度も矯正歯科治療を手がけたことがなくても、矯正歯科と名乗ってよいということです。(→

 そういうことはもっと声を大にしていってくれないと……。
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「歯科医の数はコンビニよりも多いとよくいわれていますが」という言葉にも、今回数ヶ所で目にしましたが、うちの近所に限っていうと、コンビニの数の方が多いっすね。だんぜん。そのうちひとつも最近なくなりましたけど。駅に行く途中にあったのに。ちょっと寂しい。
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 などということを書いている間にも、知らず知らず、上下の歯をぎゅうと食いしばっていることに気付く。いけないいけない、こういうのが歯並びに影響を与える一因になる(らしい)んだよなと思って、急いで上下の歯を離すのですが——これはこれで、なかなかに疲れるものがありますね。