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 ふとしたことで触れたチューリングチャイコフスキーのそれぞれの死の周辺事情が似ているなあと思って気になっている今日この頃。
 おおざっぱないい方をすると、

 この3要素がそれぞれに入っているところがなんだかとっても似ているなあと思ってるんですが…まあただ似ているなあと思っているだけで、現時点においては、それ以上自分の中で広がっていかないのがなんとも歯がゆい。
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 というわけで、こんな本を読んだりもしているところであります(→)。けっこう面白い。子供向けの伝記だからといって、今では別に「同性愛」って語を差し控えたりすることはなくなってるんすね。いいことだと思う。チューリングチャイコフスキーも草葉の陰でさぞかし喜んでいることだろう…なんてまとめ方は、まあずいぶんとあれなんですが。
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 例によって名前の話をすると、チューリングが「T」から始まる(Turing)ってのは判らないでもないけれど、チャイコフスキーも「T」から始まる(Tchaikovsky)ってのは何というか。「C」からじゃないんだ。と、愕然と、まではしないけれど、ややっこしいなあと思いはしますね。間違えそうだ、と。
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 今回(たぶん)はじめてチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」を聞いてみたんですが、ここまで知名度の高さを誇っていて、けれども、聞き覚えがなかったってのも逆に凄いことなのかもしれない。まあ覚えやすい曲ではないってのもあるんだろうけれど。
 うつ病患者にこの曲を聴かせると劇的に症状が悪化するなんてことも書いてありますね(→)。「花のワルツ」とか「ピアノ協奏曲第1番」ならCMでも利用することは可能なんだろうけれど、確かに「悲愴」は、むつかしいかなあ(特に第4楽章のラスト)。とかいって、既にあったら御免。というか、あったら是非とも見てみたい。巧みに使いこなせてたら、それだけでもうその企業への好感度はぼくの中で劇的にアップすることと思います。
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 と、こうしてチャイコフスキーの方にはどうにかこうにか食らい付くことが出来ても、チューリングの方は。あまり食指が動かない…というよりも、最初から拒絶されている気がする。動機が不純…んー、そうかなあ。素人でも取っ付けるようなチューリングの面白い伝記って果たしてあるんですかね?