祝砲

 チャイコフスキー本人は気に入ってなかったようだけれど(「幼稚」だとか「大衆向け」だとかいってたとか)でもぼくは好きですね、序曲「1812年」。(「でも」ってことないか。)最後の大砲がどーんどーんどーんどーんと連続で鳴るところなど、正に「か・い・か・ん」ってやつで。別に大砲に愛着があるわけじゃないけど。←よく知らないんす。一応平和主義者ではあるし。
 っていうか、ここでの大砲の音が、ぼくの耳には思いっ切り打ち上げ花火のそれに聞こえるんだ。それで「もっともっと鳴らしてくれ!(気持ちいいぞ!)」と身悶えするような仕儀となっている。日本の夏にぴったりといえばぴったり。あまり大きな声ではいえないけど、正直、大砲の鳴らない前半部分は退屈だし…。